ハラスメント対応

ハラスメント防止方針

 
 職場におけるハラスメントは、働く人の尊厳を不当に傷つけ、心身の健康を悪化させることにもつながりかねない決して許されない行為です。社会福祉法人緑成会は、下記のハラスメント行為を許しません。

※ハラスメントは、上司から部下(先輩から後輩)への行為に限定されるものではありません。
 同僚間、部下から上司、後輩から先輩への行為もその対象となります。
 

1.主なハラスメントの内容
  • パワーハラスメント(※1)
  • 妊娠、出産、育児、介護に関するハラスメント(※2)
  • セクシャルハラスメント(※3)
    ※具体的な内容は下記(※1~※3)を参照してください。

2.対象
役員、職員、非常勤職員、派遣・契約職員等その雇用形態に関係なく緑成会で働いているすべての人。
加えて、ご入居者、ご利用者、取引先で働く方、当法人への入職を希望する求職中の方、実習生を含みます。上記のハラスメントは職場の中に限らず、SNS等のことも含みます。

3.その他
職員がハラスメントを行った場合、就業規則第49条・非常勤職員就業規則第44条(ハラスメントの禁止)により、懲戒処分されることがあります。ハラスメントの実態について連絡や相談した方はもちろん、
事実関係の確認に協力した方に不利益な取扱いはしませんので、万が一、ハラスメントが起こった場合は協力をお願いします。相談を受けた場合には、事実関係を迅速かつ正確に確認し、事実が確認できた場合は、被害者や行為者に対する措置を講じます。また、再発防止策を講じる等、適切に対処します。

4.相談窓口
職場におけるハラスメントに関する相談(苦情も含む)窓口は、下記のとおりです。
ハラスメントにあたるかどうかも含め、広く相談に対応し、事案に対処します。
 相談者・行為者双方について、公平にプライバシーを守り対応しますので、安心してご相談下さい。
◆ 担当窓口:緑の郷・新緑の郷=施設長 美しが丘・たまプラーザ地域ケアプラザ=所長
桃の実=所長 かやの樹=管理者
◆ 総合窓口:法人本部 本部長
◆ 電  話:045-903-8500
◆ メール :midorinosato@midorinosato.or.jp

5.定期的な状況確認及び対策、研修の実施
  • 窓口担当者は、定例の会議(衛生委員会等)にて、事業所のハラスメントの実態について確認を行う。
    また、相談や報告のあった事例については問題点や課題を整理し、責任者会議で検討し、必要な対応を行った上、法人本部に報告する。法人本部は最終的な対応について決定する。
  • 各事業所にて、ハラスメント研修を入職時及び年1回全職員に対して実施する。
  • 各事業所にて、適宜ハラスメントのアンケートを実施し、結果に応じて必要な対策を講ずる。

   (※1)パワーハラスメントとは
①殴打、脚蹴りするなどの身体的攻撃。
②人格を否定するような言動をするなどの精神的な攻撃。
③自身の意に沿わない従業員に対して、仕事を外し、長時間にわたり、別室に隔離するなどの人間関係からの切り離し。
④長期間にわたり、肉体的苦痛を伴う過酷な環境下で、勤務に直接関係ない作業を命じるなどの過大な要求。
⑤管理職である部下を退職させるため誰でも遂行可能な業務を行わせるなどの過小な要求。
⑥他の従業員の性的指向・性自認や病歴などの機微な個人情報について本人の了解を得ずに他の従業員に暴露するなどの個の侵害。
 
 (※2)妊娠、出産、育児、介護に関するハラスメントとは
①部下又は同僚による妊娠・出産・育児・介護に関する制度や措置の利用を阻害する言動。
②部下又は同僚が妊娠・出産、育児・介護に関する制度や措置を利用したことによる嫌がらせ等。
③部下又は同僚が妊娠・出産したことに対する嫌がらせ等。
④部下による妊娠・出産、育児・介護に関する制度や措置の利用等に関し、解雇その他不利益取扱を示唆する行為。
⑤部下が妊娠・出産等したことにより、解雇その他の不利益な取り扱を示唆する行為。
 
 (※3)セクシャルハラスメントとは
①性的な冗談、からかい、質問。
②わいせつな図画の閲覧、配布、提示。
③その他、他人に不快感を与える性的な言動。
④性的な噂の流布。
⑤身体への不必要な接触。
⑥性的な言動により、社員等の就業意欲を低下させ、能力発揮を阻害する行為。
⑦交際、性的な関係の強要。
⑧性的な言動に対して拒否等を行った部下等従業員に対する不利益取扱。
             
                               

カスタマーハラスメントに対する行動指針

(目 的)
社会福祉法人 緑成会(以下「緑成会」という。)の理念や基本方針を実現するためには、事業者である緑成会とお客様であるご利用者様やそのご家族並びに取引先の皆様(以下 「お客様」という。)の協力関係が必須であると考えております。
そして、事業者とお客様がお互いに信頼しあい、職員も気持ちよく働くことができれば、結果としてお客様の満足度向上及び課題解決につながるはずです。この指針は、それらを実現するために、お客様にもご協力いただきたいこと、知っておいていただきたいことをお伝えすることを目的として作成致しました。
 
(カスタマーハラスメントについて)
お客様であるご利用者様やそのご家族並びに取引先からの暴言や暴力・悪質なクレームなどの迷惑行為(以下「カスタマーハラスメント」という。)は、厚生労働省による「働き方改革実行計画」を踏まえ、実効性のある職場のパワーハラスメント防止対策について検討するため開催された「職場のパワーハラスメント防止対策についての検討会」報告書においても言及されているハラスメント行為となります。
また、介護保険法における運営基準(省令)では、事業者は、適切なサービス提供を確保する観点から、カスタマーハラスメント防止のための方針の明確化等の必要な措置を講じることが求められています。
 
緑成会といたしましては、カスタマーハラスメントから職員を守り、全ての職員に気持ちよく働ける環境を提供する義務があると考えており、法的には、労働契約法第5条において「使用者は、労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする。」と規定されているとおり、職員の心身の健康に配慮しなければならないという安全配慮義務を負っています。
※介護拒否による抵抗等についてはカスタマーハラスメントと分けて捉えます。
 
対象となる行為
労働施策総合推進法が定義する6種のハラスメント「身体的な攻撃」「精神的な攻撃」「人間関係からの切り離し」「過大な要求」「過小な要求」「個の侵害」に則り、下記について想定しております。なお、以下の記載は例示であり、これらに限られるという趣旨ではございません。
 
【ご利用者様やそのご家族等からの暴力・暴言、セクシャルハラスメント等】
・職員個人に対する暴力・暴言・セクシャルハラスメント等
○具体的行為
ア 身体的暴力(ものを投げる、叩く、蹴る、つねる、唾を吐く等身体的な力を使って危害を及ぼす行為)
イ 精神的暴力(大声で威圧する、怒鳴る、理不尽な要求、暴言等、個人の尊厳や人格を言葉や態度で傷つけたり、おとしめたりする行為)
ウ セクシャルハラスメント(必要もなく手や腕を触る、胸やお尻・陰部を触る、抱きしめる、性的・卑猥な言動をする、サービス提供に無関係に下半身を丸出しにして見せる、その他職員が嫌がる性的行為など)
エ その他の行為
  • 職員個人に対する誹謗中傷(インターネット、SNS上でのものを含む)
  • 職員個人に対する威迫、脅迫
  • 職員個人の人格を否定する発言
  • 職員個人を侮辱する発言

【ご利用者様やそのご家族等からの過剰または不合理な要求】
  • 合理的理由のない謝罪の要求
  • 緑成会職員に関する解雇等の法人内処罰の要求
  • 社会通念上相当程度を超えるサービス提供の要求

【ご利用者様やそのご家族等からの合理的範囲を超える時間的・場所的拘束】
  • 合理的な理由のない長時間の拘束
  • 合理的な理由のない事業所以外の場所への呼び出し

【ご利用者様やそのご家族等からのその他ハラスメント行為】
  • ご利用者様やそのご家族等からのプライバシー侵害行為
  • ご利用者様やそのご家族等からのその他各種のハラスメント
 
カスタマーハラスメントへの対応
【法人内対応】
  • カスタマーハラスメントの発生に備え、各職員がカスタマーハラスメントに関する知識及び対処法を習得するための施策を実施します。
  • カスタマーハラスメントに関する相談窓口を設置します。
  • カスタマーハラスメントの被害にあった職員のケアを最優先に努めるとともに、当該職員及び当該ご利用者様やご家族について担当を替わる等迅速に勤務体制の調整を行います。
  • カスタマーハラスメント発生時の対応体制を構築します。
 
(相談窓口)
ハラスメントにあたるかどうかも含め、広く相談に対応し、事案に対処します。
◇ 担当窓口:緑の郷、新緑の郷=施設長 美しが丘・たまプラーザ地域ケアプラザ
       桃の実=所 長 かやの樹=管理者
◇ 総合窓口:法人本部 本部長
◇ 電  話:045-903-8500
◇ メール :midorinosato@midorinosato.or.jp
 
【法人外対応】
  • カスタマーハラスメントに屈することなく合理的及び理性的な話し合いを求め、より良い関係の構築に努めます。
  • カスタマーハラスメントが行われた場合は、サービスの提供等をお断り、または中止させていただくこともございます。
※介護拒否による抵抗等についてはカスタマーハラスメントと分けて捉えます。
※カスタマーハラスメントが繰り返される場合や予見される場合には、他ご利用者及び職員を保護するため事前予告なく録画・録音を行う場合があります。
 
~ お客様に対するお願い ~
本書の「目的」や「カスタマーハラスメントについて」に記載があるとおり、職員の心身の安全を確保し、お客様と職員の対等で良好な関係を築くためにこの指針を制定いたしました。そこで、お客様には以下の事項をお願いできればと考えております。
  • ハラスメント行為に加担しないこと
  • 他者に敬意を持って行動すること
  • すべての法令を遵守すること
 
多くのお客様には既に上記事項を遵守していただいておりますが、お客様と職員とのより良い関係の構築により、質の高いサービスの提供に尽力していきたいと考えておりますので、引き続きご協力お願いいたします。
 
                                          
社会福祉法人緑成会
〒225-0025
神奈川県横浜市青葉区鉄町2075番地3

緑の郷
美しが丘地域ケアプラザ
たまプラーザ地域ケアプラザ
かやの樹
新緑の郷
桃の実

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