理事長挨拶
社会福祉法人緑成会 理事長 田中 實

創立30周年を迎えて
社会福祉法人・緑成会は、2019年12月1日をもちまして創立30周年を迎えました。これもひとえにご利用者・ご入居者の皆様、ご家族の皆様、地域・ボランティアの皆様、全ての関係者の皆様のお蔭であると衷心より感謝申し上げる次第です。
2018年5月に『新緑の郷』(特別養護老人ホーム・川崎市高津区)が、7月には『桃の実』(障害福祉サービス事業所・横浜市青葉区)がオープンしました。開設以後のそれぞれの状況について問題点を洗い出し改善に努めることは当然のことですが、加えて法人全体の30年を振り返り、次の30年に向けてしっかりと構想を練り体制を再構築する覚悟がなくてはなりません。創立以来のプラス面・マイナス面、良いことは評価整理し次代にも活かす、永年のうちに溜まった澱の如きものはさっぱり洗い流す、企画しつつも未着手のものは無いか等々、総点検をしてこれからの一歩を踏み出してまいりたいと思います。
2025年には団塊の世代のすべてが後期高齢者となり、それに向けて介護職員の不足が加速していくという厚生労働省の予測があります。需要の増加に追いつかないという厳しい情勢を前に、社会福祉の業界全体で試行錯誤が続いています。「人は石垣、人は城」と申します。風通しのよい職場、働きがいのある職場を構築していくことも、ご利用者ファーストに繋がるものと考えています。
以上、法人としての決意を述べましたが、皆様におかれましても緑成会の創立以来のあり方について忌憚のないご意見を賜りたく、また益々のご指導・ご鞭撻をお願い申し上げます。